そして、一条には、天皇が日本国の象徴であり、日本国民統合の象徴であると書いてある。
これは、新しい憲法が制定された時に、この点については日常的な政争の対象から外すことが合意されたものであると考えるのが妥当だと思う。
したがって、天皇のあり方について新たな憲法改正がない限り、天皇と国民の関係については、議論を要しないものと自分は考えている。
天皇陛下のあり方について聞かれた時には「憲法一条があるから」でよいと思う。
皇統=男系である。
ここは議論を要しない歴史がありそれが立法事実になっている。
今上天皇陛下に親しみから女性天皇論も盛んになりつつあるが、ここは冷静に立法事実を知る必要がある。
調べれば調べるほど男系であることが分かるからさほど心配はしていないが、天皇制は男女平等の大きな例外であることは憲法が天皇に一章をあてていることなどから納得していく必要がある。