外で仕事をして帰宅したあとなかなか気持ちが切り替わらないことがあるだろう。
疲れで動けないという感覚だ。
一種の危機だ。
休むかということにもなる。
しかし、疲労感があったら動けないというのでは、おそらく時間切れでお終いになる。
こういう場合、瞑想は効く。
これは密かに実践している人はいるように思える。
瞑想をすると勉強で頭に入ってこないということがなくなる。
疲れというのは大方ストレスだ。
人から受けたプレッシャーは緊張として残りやすいものだ。
運動でその緊張を緩和する方法はポピュラーだし効果は絶大だ。
しかし、運動が疲労を呼び込むこともまた事実である。
若い人は問題は少ないが、40代後半からは工夫が必須になってくる。
その工夫が瞑想というわけである。
私の瞑想はただのマインドフルネスではない。
いわゆる単純な呼吸瞑想も悪くはないが、これはむしろ難しいのではないか。
最近はやはり読経で得たものを柱としていく。
ピシッとした意識にすぐに入ることができる。
そこに呼吸をあわせて流れる思念を静かに観察していくことで平安を得る。
すっと目をあけるとだいたい25分くらい経っている。
そこからすぐ勉強などにとりかかるのだ。
ともあれ、完全な状態というものにはとらわれないことに尽きる。
できることをしっかりやる。
これだけでよいではないかという諦めが大切だ。
これだけを間違えないようにするために日々の読経なり掃除片付けなりの精進がある。
そして、できたことに感謝し満足をしていく。味わう。
これからの時代は危機の連続に対応していかなければいけない。
状況がよくなってからとりかかろうというマインドは捨てた方がいいだろう。
手負いでも今に強く踏み込むべきだ。
大切なことは結果ではないのだ。