最後の祈り

我ら一同、未来永劫、逆賊の誹りを受けることになるが、それでもよいか

暗黒の予言を貫く希望を見出していく

人間は腹が空いてしまえば経済発展どころではなくなる。

つまるところお金ではなく必要な物は端的に食料である。

そして、それに伴って燃料である。

このところのガソリンや灯油の価格は思わぬタイミングで我々に現実を突きつけ始めている。

今年の中頃くらいから食料も本格的な値上げがはじまるだろう。

そうしたらそこからが苦労の本番である。

 

食糧難は絶対に来る。

ウィルスがまさに人流と物流を止めたわけだけれども、毎年の気象変動によって常に世界のどこかが被災することになり同じことが起こり続ける。

大震災や大噴火はその一部に過ぎない。

脱炭素というが、残念ながらもう間に合わない。

それにその原因はおそらくもっと複合的であろう。

対策のための研究も追いつくことはない。

 

もう人類にとって明るい未来はないだろう。

コンサルタントのような仕事からなくなっていく。

皆自分のことは自分でやるからだ。

飲食店のような食に近い分野でさえも仕入れができずに潰れていくだろう。

仕事のあり方は激変する。

農業や漁業、建築といった分野に国民全員参加となっていくに違いない。

動けない体の弱い奴は排除されるだろう。

体の強い人間が優秀となる時代に変貌していく。

真夏のあの暑さのなかで働く自分を想像しておくべきだろう。

 

そろそろだ。

その時代で活かせる自分自身になっていく準備ははじめておくべきだろう。

まずは今残っている健康を悔いなく生かすことだ。

冗談抜きで筋トレはしておくべきだ。

生き残るため?

違う。

だらしない体のまま野たれ死ぬことは美しくないだろう。

肉体に意志を示してから死ぬべきだ。

死は覚悟せねばいけない。

 

しかし、そうであっても、一つだけ希望がある。

一つしかない。

仏典には定慧を修すれば飢渇に耐えうると書いてある。

手掛かりはたったこれだけである。

しかし、やってみる価値はあるのではだいだろうか。

時代を貫く一条の光である。

私には静かにしかし熱くこみ上げてくるものがある。