最後の祈り

我ら一同、未来永劫、逆賊の誹りを受けることになるが、それでもよいか

性エネルギーを脳に蓄積せよ

性エネルギーの無駄遣いは本当にやめるべき時代に入った。

これまでの時代を振り返れば、明らかにヘルスケアの注目度が増してきている。

すでにタバコは多くの人がやめることになった。

そして、次に来るのは酒であろう。

これも酒を飲まないネオホストという連中の出現もあいまって、おもしろい展開をみせていくだろう。

そして、最終的には性エネルギーの問題に帰着していくに違いない。

おもしろいのは人類の危機意識に反比例するように行動が正されている事実である。

 

激震災害により食料不足に陥ることは今後の確定事項である。

何を食べるかという問題についてはもう悩む必要はない。

何でも感謝していただくしかないのだ。

ここで悩む者はまさに小乗であり、健康にとらわれることになる。

これでは本末転倒の結果になるだろう。

人は老いて病んで死ぬものだからである。

 

さて、過淫が健康を害することについては多くの古賢が述べるところである。

現代のように飽食でない時代のものであるから傾聴に値する。

飼料の値上げにより肉が食べられない時代に突入しかけている今、何を切り詰めるべきかは明白であり、それは性エネルギーしかない。

生きたいならば性エネルギーを脳に蓄積して正気を保つことに注力することである。

栄養不足にあってもこれが可能であるならば善き生は全うできる。

 

見ていれば分かる。

混乱してくると大半の者が酒を飲んで騒ぎ出す。

性エネルギー荒々しく散財していくことに身を委ねていく。

彼らは激しく主張する。

しかし、こういうタイプから滅びていくだろう。

犯罪はすべからくこの手の者達から生じる。

 

我々はこの方向には行かないのである。

より静かに精妙なもののなかに力強さを秘めていく。

着飾ってはいけない。

目立つ言動も全く不要である。

ただ実直を心掛ける。

足りぬことを常として今ある物に感謝して死を恐れぬ心を性エネルギーを活用して滋養していく。

肉体の欲望については慎重の上に慎重であるべきで、乱交なるものは魂そのものを危機にさらすことであることを自覚せねばいけない。

なぜならば、今後力を回復させるだけの条件が整う保障がもはやないからである。

風俗のようなことは絶対にやめねばいけない。

 

性エネルギー昇華の実践がまさかこのような時代を背景に半ば強制されるような形で行う必要が生じたことはほとんどの人にとって意外だったはずである。

多くの者にとっては己の願望を形にするために乗り出したことだったからだ。

ともあれ、そういう驚きはどうであれ、もはややっていくしかない。