最後の祈り

我ら一同、未来永劫、逆賊の誹りを受けることになるが、それでもよいか

事の道理

キャバクラがピンチだという。

居酒屋もかなり厳しいということだ。

しかし、これは事の道理というものだ。

酒を飲んで気を大きくする。

そのうちに異性と不倫という賭け事をし嘘をつく。

これは古来より人の不幸の因の典型例とされているものである。

あっという間に五戒のうち不飲酒戒、不偸盗戒、不邪淫戒、不妄語戒とすでに四つも該当してしまう。

そして、遂には情をこじらせ殺人を犯す者も出てくるのだ。

不殺生戒に該当でコンプリートである。

 

時代を切り開くべきこの時においては酒はまず最初に不要とされるものなのだ。

酒に頼ったコミュニケーションは全くの嘘である。

酒造会社のCMはすべてイメージ戦略である。

あり得ない光景をテレビで流している。

 

キャバクラは滅びてもいい。

女の子達は別の仕事をするべきだ。

では、居酒屋はどのような業態へ変更すべきか。

それはもうアーユルベーダのような健康食の提供に尽きるだろう。

こういう弁当があれば私は昼食に買いたい。

気取った内容でなくていいのだ。

庶民を相手にするならば税込みで800円以内。

都会のビジネスマンであれば1000円弱程度だろうか。

ともあれ、まともな健康意識をもった人ならば間違いなく選択してくれるだろう。

これからの時代の流れはヘルスケアである。

あのアップルの戦略をみればもう分かるはずである。

私の見立てでは彼らの先をいけるのは真面目で勉強家の個人の飲食店しかない。

 

仏教においては善知識と付き合うことがよいこととされる。

善知識というのは善い仲間という意味である。

誰とでも付き合えることがよいというのは世間の考えに過ぎない。

教えを中心にすれば付き合ってはいけない人もいる。

商売においても例外ではないだろう。

これからは売っていい人と売ってはいけない人が出てくる。

十分に自省し正しく仕事をしたならば適正価格で売ろう。

それを壊そうとする者は絶対に相手にしてはいけない。

 

万事、事の道理に基づいていくことが大事である。