年齢はおよその指標に過ぎないが、歳を重ねるごとに性エネルギー昇華の実践は形式的なそれ自体はたやすくなってくる。
異性から受ける力が弱まることもあるし、その本質を理としては理解し始めていることもある。
性エネルギー昇華の実践は、その負の側面があるとすれば、悪をも増幅させるということであろう。
ここでは便宜的に善悪という区別をするが、性エネルギーは価値中立であるからそのどちらにも奉仕することになる。
容易に想像できることであるが、悪を増幅させたあとの反動は相当なものがある。
やらなければよかったというレベルに達するだろう。
三毒を浄化することが大切で、負を抱えたまま禁欲してはいけない。
この指摘はこのブログが初となるのではないだろうか。
これは私の経験からくるものである。
三毒の浄化としては、まず生活を整えることから始めなければいけない。
朝早く起きる必要はない。
ただ夜早く寝る。
そして、目安としては朝6時少し前に自然と目が覚めるまで毎日よく睡眠をとることである。
疲れていると6時を過ぎる。
そして、夜早く寝るために第一にすることは飲酒を一切やめることだ。
弱さを増幅させる最たるものが酒であろう。
嘘を積み重ねる因となる。
唾棄すべし。
エネルギーが高まってきたら筋トレをする。
ジムに通う必要はない。
6畳あればできることから地道に積み上げていく。
(ただし、チンニングスタンドはあった方がいいかもしれない。)
そして、高まりが強くなってきたらランニングだ。
走っている時に自然と内観ができる。
ランニング自体を瞑想だと考えていいだろう。
これは是非その楽しさを体験してもらいたい。
このあたりまでくると生活も充実し始めているだろう。
酒をやめることで食事にも気にかけているはずである。
また、心に苦しい事があったとしてもそのストレスの向き合い方についての目途はたち始めているはずであるから、心も安定し出しているだろう。
正しい挑戦になりつつある証しだ。
その頃には性エネルギー昇華の必要性すら感じていないかもしれない。
まあ、それはそれでいいのだ。
性エネルギー昇華の実践の準備が整うのはそのラインを超えたところにある。
ここまでくれば悪より善を増幅させることができるからだ。
人はいずれは再びエネルギーそのものに還るときがくる。
エネルギーの浄めこそが人生の目的である回帰であるように感じ始めている。
性エネルギーは善用する必要がある。