最後の祈り

我ら一同、未来永劫、逆賊の誹りを受けることになるが、それでもよいか

AIと仕事をする未来

インデックス「おはよう!シオン 昨日は大変だったね」

 

シオン「おはよう、インデックス さっそくで悪いんだけど、昨日の顧客の話、あれ、行為論から整理できないか」

 

インデックス「また変わったアプローチするんだねシオン もちろんできるよ」

 

シオン「助かるよ 団藤教授の人格的行為論、あと高橋教授の社会的行為論で意味のありそうな行為を拾い出してくれ 法律要件該当性についてはそのあとだ」

 

インデックス「分かった」

 

シオン「論証ベースはこのまえ、ほら俺が整理したやつで頼む」

 

インデックス「あれ何度もやり直したよね 大丈夫?」

 

シオン「大丈夫! 今回は大丈夫」

 

インデックス「ならいいけど で、シオンさ」

 

シオン「何?」

 

インデックス「論証の根幹モデルはいつもの社会契約説でいい?念のため」

 

シオン「それでいい。俺はジョンロールズにかける。功利主義は嫌いなんだよ。」

 

インデックス「キーワードは他者への共感! シオンらしいね。」

 

シオン「インデックス その整理が終わったら関連する裁判例から考慮要素だけを抜き出しておいて欲しい 宝の山はそこにある」

 

インデックス「OK」

 

シオン「さあ、はじめようか インデックス」