人間100%に価値が出てくると予想する。
2022年までの雑誌や書籍は捨てずにとっておくとよいかもしれない。
きっと価値がでる。
これからAIが書いた文章の比率が確実に増えていく。
報告文書のような類のものはそれでもよいかもしれないが、やはり小説エッセイなどは人が書いたものを求めるようになる。
最初は物珍しさからAIの本のようなものも人気がでると思うが、人々は必ず肉体の感覚を思い出し、生身に回帰する。
さて、これから人気の出る学問は、これは間違いなく学問の基礎たる哲学だろう。
物事はとにかく基礎へ回帰する。
また総論の時代がはじまるのだ。
うちの子には、もしやることが決まらないならば哲学科へ進めばいいとアドバイスしているほどだ。
私もかれこれ5年ほど少しずつ論理学の勉強を続けているが、その知識は必要に応じる。
これほど安心して学べる分野が他にあるだろうか。
しかも、非常に応用が利いて仕事にも役に立っている。
もっとはやくにやっておくべきだった。
ちなみに、高校の倫理の用語集などは秀逸で、哲学のおよその系譜は知ることが出来るのではないだろうか。
今後は必須となり得るAIを学ぶ過程で、思考の理路をチェックする際に哲学の系譜はきっと役に立つだろう。
価値判断の際の岐路となるポイントを知ると知らないのでは雲泥の差であるからだ。
生身に回帰するにあたり、運動筋トレは人が人として生きるうえで注目をさらに浴びていくだろう。
健康がトレンドになる。
アップルなどはもう気付いているようにみえる。
そして、非論理的な分野も脚光を浴びていくに違いない。
非論理的というのは、つまり、言語化できない分野のことである(哲学は言語化された世界だろうと考えている)。
それは今のところ宗教であったりスピリチュアルであったりするが、もっと一般化されていくような気がしている。
科学的に論理的に意味のないことであっても、人類はあえて意味を見出していくのではないだろうか。
最近の若者はコスパに加えてタイパも求めるが、それはまだ己の肉体の問題に直面する必要がないほどに若いからである。
おそらくあと10年もすれば、健康というものに目覚め意識は変わっていくだろう。
そのときになれば、我々よりももっと賢く生の問題を乗り越えていくに違いない。
ともあれ、今は最先端に飛びつくより基礎たる基礎を固めるほうがよいと私は考えている。
AIにできないことをきちんとやることだ。
きちんとやるとは、そのように実際に生きてみるということである。
ただの観念から脱する。
これには若干の時間と忍耐を必要とする。
周囲の偏見というべき抵抗をわが身をもって体験していくことが大切だと思う。