最後の祈り

我ら一同、未来永劫、逆賊の誹りを受けることになるが、それでもよいか

理不尽という荒野の中で

集中を途切らせてはいけない。

丹田にしっかり重みをおいて一呼吸一呼吸を感じることだ。

 

出て行くもの。

入って来るもの。

 

信義を基礎に堂々と振る舞っていけばよい。

目先の利益に転ぶところを人はよくみているものだ。

なめられてはいけない。

 

入ってこないならばそれはその時であろう。

出て行かないならば覚悟を決めるしかない。

 

定という集中こそが本当の視力の源である。

そして常に疑心と隣り合わせにあることを忘れてはいけない。

 

自分を疑ってはいけない。

 

油断こそ大敵なのである。

疑心に毒されれば徳の根は枯れてしまうだろう。

 

他と肩を組み合っていける時代ではない。

これだけの格差があってはお遊びでも共感どころではない。

壮大な嘘のうえに成り立っているものがあったということだ。

苦しかろうとも法と己に頼っていくしかない。

 

よくよく分かるはずである。

戒を守らねばただの孤独死であるということが。

法と共にあってこそである。

この紙一重の差が天と地獄を分けている。

 

遂に本当に、油断が許されない時代になった。