外国特有と感じるのは、最大限の要求なり宣言を最初にバンと出してくるところである。
ハッタリを生き抜くための手段と端的にとらえているところである。
いきなり脱線するが、ちょっと気にかかっていることはトランプ陣営もあると主張していた証拠を出し切っているようにはみえないことである。
選挙不正という犯罪の性質からすればその証跡は見えやすいはずがないので、証拠は少ない方がむしろ自然であるけれども、吠えた分だけ顕出されていないことは問題と私は感じている。
さて日本人は広告は実際にできるところまでというのが伝統的なスタイルである。
だからあくの強い宣伝は苦手であるし魂を入れにくいところがある。
ここが国際問題になっていると私は思う。
多くの日本人は外国のハッタリをはじめからウソだろ?と受け止めることは信義に反すると考えているので、受け入れてしまうのだ。
そうすると外国人特有の発想や思考を知らない日本人は広告は実際にできるところまでという己自身の規範にそのハッタリを包摂してしまい、そういうものかと信じてしまう。
そして、その内容が自分たちより圧倒的に優れているということになってくると事実を確認する前に想像を通して委縮してしまうのだ。
これは本当に愚の骨頂である。
日本が外国より劣っていることなど全くない。
留学経験がある人ほど日本のよさを語るけれども、日本はまだ十二分にまともである。
ここ10年を思い返してみるだけでもわかる。
外国が突如発表した発明なり発見がどこまで世界全体にインパクトを与えているかを。
何にもないではないか。
そう特に何もないのだ。
すべて希望的観測を伴ったハッタリのCMであったといってよい。
もちろん日本にも問題はある。
しかし、それは日本の問題であって外国の事情を加味した上で判断しなければいけないような問題ではない。
思えば中国はもちろんアメリカも欧州ももう日本が学ぶべき点はない。
そのうちにハッタリを尽くし合って皆ぶっ倒れるからみているといい。
本音と建て前の乖離でどうしようもないことになっている。
日本はもう真の独立を考えていくべきで、国際的な経済指標からの自立も含めて日本は日本の哲学思想に入魂していくべき時がきている。
ハッタリ文化がこれ以上世界で蔓延すれば地球は本当に滅びてしまう。
急がねばいけない。
日本における広告は実際にできるところまでというハッタリを忌避する潔癖な考え方こそ世界に展開すべきである。
欲望に対して謙抑的に嘘なくそして個人だけでなく常に全体の利益にも配慮する姿勢こそが地球と調和する哲学思想である。
そのためには過不足のない自信をもっていかねばいけない。
それは我々は幼児の頃から教わっていることである。
臆することなど何一つない。