やはりあてになるものは性エネルギーだ。
経験上、心に暖をとれるものがあるとすればこれ以外にない。
普段から節制することはこの暖をとるためにあるといっても過言ではない。
この暖が真理の理解を助けるのだ。
性エネルギーを暴走させてばかりではやはり油断である。
性エネルギーを暴走させない秘訣は呼吸にあるだろう。
呼吸を正せば意識も次第に整ってくる。
もちろん食物からのエネルギーも大切であるが、最後の一押しをしてくれるのはやはり性エネルギーである。
歳を重ねるごとにそう感じるようになってきている。
貴重なものであることが分かってくる。
暴飲暴食や過度のトレーニングは性エネルギーのコントロールを難しくするからいけないのである。
常に性エネルギーのコントロールを念頭においていれば食事や運動の問題は見えやすくなる。
長寿遺伝子はおそらくカロリーコントロールの問題ではない。
性エネルギーのコントロールを意識がうまく捕まえた時にオンになるのだろう。
読経から始まる戒定慧も性エネルギーに守られて行う時が一番楽しいのである。
言い逃れを一切せずにいられる心地よさといったらよいだろうか。