最後の祈り

我ら一同、未来永劫、逆賊の誹りを受けることになるが、それでもよいか

風よ運べアテナのもとへ

外に出て目を閉じて大気を胸いっぱいに感じてみよう。

故郷を思い出すように。

陽だまりのような思い出が大気に中に微かにでも残っているだろうか。

あの頃と同じ様な。

それが今生きている証しである。

命だ。

 

過去から目を伏せてはいけない。

過去に対峙することがむしろ将来に向かうことだからだ。

慚愧懺悔しかない。

人に詫びていくのではない。

神仏に詫びていくのだ。

 

心境が浄まると疲れもとれていく。

緊張や疲労の原因は何か。

それは諸々の不浄である。

不浄とは何か。

それは隠し事である。

瞑想が大切といってもきっかけがなければできるものではない。

私は外で目を閉じて深呼吸する方法をお勧めしたい。

特に今の時期は風に草木の香りが宿る。

キンモクセイ漂う秋もよいが今も劣らず素晴らしい。

 

大丈夫私はしっかりやっていきますと故人に話しかけてみるといい。

仲間と疎遠になってしまったならば思い出すといい。

すまなかったと感じられれば微笑みが生じてくる。

 

明日から5月だ。