最後の祈り

我ら一同、未来永劫、逆賊の誹りを受けることになるが、それでもよいか

三密を避けるということ

小池都知事には優れてよい面もある。

というのは、彼女は朝鮮半島をけん制できる政治家であるしその実績もある。

したがって、いろいろ言われているが、一部功績もあるということは忘れてはいけない。

 

さて、ただし、この三密を避けるという言葉はよくない。

少し気になっていたので書いておこう。

今日の投稿で書いた身口意の三つを指して密教においては三密というのである。

そして、密教の修行はこの三密にかかっているのである。

それを避けるということは結果として密教の否定なのである。

もちろん、意図しての発言でないことなど承知している。

しかし、むしろ、意図していないからこそ何か不吉な悪魔的なものを私は感じてしまうのだ。

自分が何気なく言わされていないかチェックしてみて欲しい。

 

三密を避けてしまった場合、密教としては東京は完全に危ういと言わざるを得ない。

天道精神の放棄であるからだ。

都民の心ある皆さんは、密集地帯に集うことは避けるべきだが、三密を避けるという言葉は使わない方がいいでしょう。

誤解を恐れずに例えるならば、こういうことだ。

you look tiredという英語は使ってはダメということである。

みすぼらしいというニュアンスがあり相手を傷つけることになるので完全に受験英語的NGらしい。

寝てなさそうにみえるならば、have you been getting enough sleep?というように表現すべきとのことだ。

つまり、教えにおいても言葉の表現はそれと同様にとても大事ということである。

精妙な祈りの世界においては特にである。

 

こじつけのような話であったが、しかしちょっと感じることがあったので書いてみた。

ともあれ、今こそ三密を整える時期である。

身口意をしっかり整えて自己の究明にとりかかるべきだ。

己の仏性を覚知することを目指していきたい。