最後の祈り

我ら一同、未来永劫、逆賊の誹りを受けることになるが、それでもよいか

いじめを受ける子を見守る家族について

報道では、いじめを受けた子を中心にされがちである。

しかし、それを見守る親は当然して、隠れた被害者として、その兄弟姉妹にもスポットを当てる必要があるのでないかと私は思っている。

 

親の愛情は、いじめを受けた子に集中する。

これはやむを得ない。

ただ、兄弟姉妹は、確実に消耗する。

 

いじめを受けた子は、元には戻らないだろう。

孤独な高齢者になっていく可能性の方が高い。

支える親がいなくなれば、餓死するほかないが、兄弟姉妹は苦しむことになるだろう。

 

このようなことを書くのは、自分自身がその兄弟姉妹の一人だからだ。

自分は大学受験の時からだ。

以来、結局、状況自体は、なんの好転もしていない。

あれから20年以上経ったのに、だ。

 

世の中には自分と同じような境遇の人はけっこういると思う。

この言い得ぬ苦しみを乗り越えることは本当に難しいし苦しい。

しかし、そういうものを心から追っ払って、自分らしく生きていこう。

 

これは修行だ。

自分の人生の修行である。

理不尽を乗り越えるためには接心を崩してはいけない。

これが最終試験だという思いで取り組んでいくしかない。