呼吸には注目している。
なかなか徹底した実践に結ぶことなくここまできてしまった感があるが、今年から瞑想をはじめている。
マインドフルネスの実験では一日20分で8週間続けると脳の偏桃体に物理的変化が生じたということらしい。
私が瞑想に注目しているのはこの偏桃体に関わる。
私もわりと他者の細やかな感情の変化が心に食い込むことが多いタイプである。
そのことが己のエネルギーを必要以上に消耗させていることがあることの自覚はあった。
ではどうすればよいかということを様々試してきたわけであるが、結局のところ、理屈ではどうにもならないという結論に至っている。
運動には非常に大きな効果があることはこのブログでは何度も書いていると思うが、運動の場合、運動自体による消耗が避けられないこともあり、毎日実践というわけにはいかない。
運動の最小単位ともいうべき呼吸ということに着目できたことは運動から得た体験によるものであるが、偏桃体の働きとエネルギーの不必要な消耗の関連については最近閃いたことである。
呼吸のうち吐く息のみに集中するというシンプルな瞑想であるが、確かに効果を感じている。
この瞑想を今度もずっと続けていくつもりである。
実のところ読経中に近い状態にはあった。
しかし、もっと命そのものに基づいたものに近づいていきたい。
つまり、経典というものも他者が書いたものである。
それをもっと深く自分自身の表現にしていきたい。
このような方向である。
イライラしそうな時は偏桃体を意識することは有効である。
偏桃体が過剰に働くから警戒が強くなり消耗するのである。
呼吸に戻るとは自分に戻るということである。
他から受け取らないという選択ができるようにする。
これが瞑想であるように感じている。
ワンネスということはもっと奥深いところで行う。
これが可能になってこれば多少の嫌がらせがあっても親切の心を害されることはないだろう。