性エネルギー昇華の実践も一面省エネルギーとしての工夫である。
具体的にはこうだ。
つまり、異性とグダグダした時間を過ごさないということである。
大失恋というのは一度は経験しないとまともな大人にはなれないが、何度も繰り返すのはただの愚か者である。
浮気や不倫も、その正当性を回復できる特別な理由がないならば、エネルギーの無駄遣いでしかない。
ただ、青年期にはそれは理解できない。
そういう仕組みになっていると言った方がいいか。
青年期で最も大切なことは身丈に応じて全力を尽くすことである。
自分と同世代ではない世代が関心を持つことに興味を抱くようになったら目の前の何かを恐れていると考えて間違いない。
気をつけるべし。
性エネルギー昇華と自分の正直な夢を結んでやってみた方がいい。
己のダサさと向き合うことがとても大切なのだ。
前によく書いたが、筋トレやランニングはおススメである。
愛は情から行動に変容していく。
青年期は好きとか嫌いといった情が主である。
しかし、結婚等を通して、強烈な試練な乗り換えながら、その情は行動に変容していく。
掃除をするとか、食事を作るとか、会社で働くとか、家族のために歯を食いしばって行動するというようになっていく。
青年期の情はそのように磨かれながら具体的な行動のうちに昇華されていく。
そして、徐々に家族のために行動することをまったく厭わなくなってくる。
これこそがいわば壮年期の性エネルギー昇華の実相である。
かなりのレベルといってよいと私は思っている。
そして、性エネルギーはさらに精妙な信心信仰と結びついてくる。
そこでは家族という枠を超えていく。
ここにきて、戒定慧の菩提行となってくる。