結婚し女性が出産し母親になり夫に強く出ることがある。
これがきついと感じる男性はかなりいるだろうと思う。
ただ、このきつさの背景には男性の一方的な「男の役割は外で仕事をすること」という思い込みが介在していることがほとんどだろう。
古いタイプの男がこの苦痛に陥るのだ。
女性の出産と同時に男性も父親にならねばいけない。
しかし、父親の自覚を生むためには出産に立ち会い家事と育児については母親に劣らない水準でやる必要がある。行って知っていくのだ。
家事育児に精を出せば子供は自然となついてくる。この温かさを知ることで親になれる。
そして、徐々に母性本能などというものはないことが分かってくる。
父親でも育児ができることが分かってくる。
ここまでくると男性は女性からの自律が可能になってきて自由が生じてくる。
女性がいなくても自律できる男性の道がある。
仕事と家事育児をすべてやるという道である。
これからの時代はこの道が男性の一生にとって最も安全な道であると思う。
夫婦の問題は当事者にしか分からない事情が必ずある。
ただひとつ言えることは、この世の中、ある意味、まともな人間が損をするように出来ている。
天からみれば、それが功徳を積むことになるからだ。
ずるい人間は功徳を積むことは絶対に出来ない。
損得勘定で相手を見下すようになっては元も子もない。
堕落の結果はすべて自己責任。
自律していけば気にならなくなってくる。