箸の使い方の間違いを指摘されて頭にきてしまう。
共感を捨て去る左翼脳かもしれない。
読者は是非、左翼脳の特徴の見極め方をここで学んで欲しい。
野球を真剣にしている人が野球のフォームを野球のレジェンドに指摘されて頭に来るだろうか?
野球をかすがいして「ありがとうございます」「こちらこそ」という敬意が巡るだけだろう。
これが日本精神である。
箸の持ち方について日本人が日本の先人の知恵を指摘しているだけのことである。
これに対して頭にくるというのは、いろいろ想像がついてしまうな。
箸の使い方の決まりというのは、経験的に洗練された合理性に基づいている。
なぜそのような持ち方になるのかという点に議論が集中する場合には共感がある。
そこから例外が導けるのならば、文化の発展ともいえる。
ダルビッシュくんは手が大きい。
しかし、集積された経験や判断に対する敬意もなく、ただ自分のやり方を貫徹するのであるならば、これはただの断絶でしかない。
左翼脳は断絶思考である。
これは不治の病で一度こじらせると一生治らない。
ものを書けばいつも批判ばかりになっている。
自覚している人はまだマシであるが、物事に対するアプローチの癖は変わらないだろう。
論証に執着するせいもあり質の悪い勉強家が多い。
論証だけでなく共感も大切にするのが正常な保守思考である。
ここには論理を超えた霊性を認める場がある。
学ぶことは増えるので、大器晩成型になるかもしれない。
智慧を学びつつ学問を修めるからだ。