ロシアを擁護することはできないだろう。
ウクライナは基本的にロシアに虐げられてきた歴史があるときく。
勝手に兄弟国と呼ばれる鬱陶しさは日本人には理解できるはずである(笑。
どうやらウクライナが弱っている時にロシア人が多く入植されたようだ。
結局それが今の東部の本質なのではないだろうか。
そうであるならば、同胞の保護といってもこれは完全にロシアによる罠である。
また、以上を考慮するならば、過去にウクライナはナチスに協力したわけであるが、これはナチスとウクライナのロシアに対する利害がたまたま合致にしたに過ぎないとみるのがフェアである。
今のクライナからナチスのような狂気を感じられるだろうか。
私は全く感じない。
ロシアは西側勢力が東に向かってきたことに不満を漏らす。
しかし、それはロシアに理がなかったという事実上の問題に過ぎないと私は考える。
なぜもっと魅力的で実利的な国家施策を打つことで周辺国と関わらなかったのか。
ロシアは要するに嫌われたのである。
確かにかつてのロシアは蹂躙された。
その悔恨の念があるからこその膨張主義なのだろう。
しかし、それは心情として理解されるのみである。
一度歴史的結果として設定された国境を踏み越えてよい根拠にはならない。
私はロシアが民主化されることを強く望んでいる。
なぜならそれこそが中国共産党を追い詰めることになるからだ。
まさかウクライナの侵略にここまで手こずるとは考えてもいなかっただろう。
本当は誰のミスか。
ここは非常に興味深い。
日本の自民党は、おそらく2トラック戦法を使っている。
岸田首相、林氏は悪者を引き受けているかもしれない。
国際情勢はどう変化するか分からない。
国内の思惑が一色に染まることは確かにリスクであるから、敵に真意を悟られぬように味方も(通じた上で)刺激するやり方には一理あるだろう。
とはいえ、やはり自由主義、民主主義、基本的人権の尊重である。
この価値の共有についてはそれを実施するために最善を尽くしてきた国家同士ではまさに以心伝心ともいえる意味をもつ。
あるべき議論は決して複雑ではないだろう。
アメリカはもう頼りにならないという論点をいかに克服していくか。
困難は非常に大きいが、要はそこだけである。
日本は独立自尊の精神をもって前進するのみである。
日本がリーダーとなっていく覚悟を決めていくことである。