子供をチヤホヤしてはいけない。
前からこのブログでも言ってきていることだ。
子供の活躍自体は素晴らしいこと。
それをたたえる事はよいことである。
しかし、メディアは大人としてそれを行う必要がある。
なぜなら、子供は変わっていくものだしその権利があるからだ。
成長の過程ではよい時もあればダメな時期だって当然あるのだ。
大人はそれを知っている。
絶賛した子供が大人になって何か大きな失敗をする。
その時に手のひらを返したかのような報道をするのは、私は率直に言ってそれは殺人行為だと考えている。
それくらい心を傷つけるだろう。
チヤホヤされて調子の乗ることはよくないことだ。
一番危ういのが30代だろうか。
最も自信が過剰になりやすい時期だ。
子供の頃から順調に成功体験が続いていると、だいたいその頃に甘さが出て転ぶ。
財力に物を言わして夜に悪に遊び出すのだ。
止まれない者が出てくる。
そして、その悪果は50代になると徐々にあらわれてくる。
体力が弱り出し、周囲も冷めだすからだ。
事業や職を思わぬ事態で失うこともあるだろう。
すると支えもなく孤独になっていく。
無理をして憎悪を抱く者も出てくる。
最悪、それが蟻の一穴になり犯罪に手を染める者もある。
思いとどまって自殺である。
自分のあり様に専念することが最上だ。
他からの評価に一喜一憂するのではなく、ただ正しいことをする。
注目される必要もないし注目する必要もない。
ただ温かく明るい平常心があるだけだ。
しっかりやっていこう。
その実践だけがダメな大人から子供達を守っていくことになる。